サッカーU18プリンスL九州 V長崎が初優勝・県勢5年ぶり 国見高は降格圏

 サッカーの高円宮杯U-18プリンスリーグ九州は4日、各地で最終節5試合が行われ、首位のV・ファーレン長崎はロアッソ熊本を1-0で下して初優勝を飾った。すでに最下位が決まっている国見高も日章学園高(宮崎)に3-2で逆転勝ちした。
 V長崎はスコアレスで迎えた後半27分にFW菊池が決勝ゴール。通算成績は13勝1分け4敗の勝ち点40となり、2位神村学園高(鹿児島)に勝ち点1差で競り勝った。2チームは高校年代の最高峰リーグにあたるプレミアリーグへの昇格を懸けた参入プレーオフ(10、12日・広島)に進む。
 V長崎は2012年にU-18チームが発足して10年目のタイトル獲得。県内チームとしては16年の長崎総合科学大付高以来、5年ぶりの優勝となった。
 国見高は1-2の後半29分にMF中村敦のゴールで追いつくと、2分後にFW利根が逆転弾を決めた。通算成績は3勝4分け11敗の勝ち点13。プリンスリーグ残留の可能性は残されているものの、プレミアリーグで戦う九州のチームがプリンスリーグに降格するか、V長崎、神村学園高がそろって昇格できなければ、国見高の県リーグ降格が決まる。


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