認知症「やさしいお店」登録 川南包括支援センター

 認知症の人やその家族が安心して暮らせる地域を目指し、川南町地域包括支援センターが、認知症サポーターが在籍する町内の企業や店舗、団体を「認知症にやさしいお店」として登録する制度を作った。町商工会を含む10団体超が登録申請する見込み。
 認知症サポーター養成講座を受講した従業員らが在籍し、登録を希望する団体に掲示用ステッカー=写真=を交付する。11月29日には町商工会の会員を対象にした同講座も開かれた。
 同センターは高齢化が進む中、登録制度の浸透によって地域全体での見守り、困りごとを抱える高齢者への声掛けが盛んになることを期待。
 認知症地域支援推進員・金田真理さんは「登録団体とのネットワークづくりを進めたい」と話す。

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