J1で2年連続4度目のリーグ制覇を飾った川崎の優勝報告会が5日、本拠地の等々力陸上競技場で行われ、選手やスタッフらがファン、サポーター約5千人と喜びを分かち合った。鬼木監督は「来年は3連覇と、ことし悔しい思いをしたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の優勝を必ず目指したい」と誓った。
メインスタンド前のステージでは、選手がシャーレ(優勝皿)を掲揚。客席からは水色のテープが舞い、川崎市の福田市長からクラブにスポーツ特別賞が贈られた。
指揮官が「苦しい時もあったが、この成績は選手とスタッフの努力のたまもの」とねぎらうと、主将谷口は「昨年に続いてコロナ禍で厳しい一年。言い訳はいくらでもできたが、自分たちの成長につなげていく強い思いで優勝を勝ち取った」と誇らしげに語った。
チームは12日、2連覇を狙う天皇杯全日本選手権準決勝の大分戦に臨む。リーグ戦23ゴールで初の得点王に輝いたレアンドロダミアンは「チームメートや監督、スタッフのおかげで一番大事なリーグタイトルを取れた。もう一つタイトルがあるので、最後まで精いっぱい戦い、皆さんに喜んでもらいたい」と応援を呼び掛けていた。