県議補選五島市区 清川氏が初当選

清川久義氏

 欠員に伴う県議補選五島市区(定数1)は5日投票が行われ、即日開票の結果、自民新人で前五島市議の清川久義氏(55)が無所属前職の山田博司氏(51)を破り、初当選した。
 清川氏は自民市議団などの支援を受け、政権与党の立場をアピール。国や県との連携強化を訴え、支持を広げた。自民候補が同市区で議席を獲得するのは、1人区となった2007年4月県議選以降初めて。清川氏は「疲弊する地元経済の活性化を目指し、暮らしやすい五島を復活させる」と抱負を語った。
 山田氏は5期目途中の10月、衆院選に出馬し自動失職。落選後、県議への返り咲きを狙ったが及ばなかった。
 当日有権者数は3万861人(男1万4533、女1万6328)、投票率は59.56%=県選管調べ=。


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