ひとり親世帯に届けて 食品集め支援団体に 小林高生

ひとり親世帯の支援団体に集めた食品などを贈った小林高生ら

 小林高(永倉英了校長、447人)探究科学コースの1年生4人は1日、ひとり親世帯の支援に取り組んでいる小林市の市民団体「pocket(ぽけっと)」に、自分たちで集めた食品や雑貨を寄贈した。
 贈ったのは上山結愛(ゆうあ)さん(15)、黒木優夢(ゆめ)さん(16)、今村優花(ゆか)さん(16)、後藤結(ゆい)さん(15)。持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ授業の一環で、家庭で余った食品を募る「フードドライブ」に挑戦し、市役所とJAこばやし北支所でコメやお菓子など約100点を集めた。
 リーダーを務めた上山さんは「思った以上に寄付が多かった。貧困に悩む子どもたちのために少しでも役立つことができればうれしい」と笑顔。20世帯に食料品などを届けている同団体の橋満里美代表は「行動してくれた生徒さんの思いもしっかり伝えたい」と感謝した。

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