名簿不正問題の真鶴町長選 小野寺氏が出馬取りやめ「通称使用できない可能性」

小野寺傳二氏

 神奈川県真鶴町の選挙人名簿抄本を不正にコピーし、町長選に使用などしていたとして松本一彦前町長が辞職したことに伴う真鶴町長選(14日告示、19日投開票)で、立候補を表明していた画家の小野寺傳二氏(73)が6日、出馬を取りやめると表明した。

 小野寺氏は3日に出馬会見した。しかし、画家活動で使用している「寺田琳」名義について、小野寺氏は「町長選で通称使用できない可能性がある」ことなどを理由に出馬を取りやめるとした。

 同町長選には、元町長の宇賀一章氏(69)と、いずれも新人で元町議の森敦彦氏(70)、法務団体役員の北沢晃男氏(51)、元会社役員の大塚伸二氏(65)が、無所属で出馬を表明している。

© 株式会社神奈川新聞社