金や銀などに輝くチョウのサナギで装飾された「黄金のサナギツリー」が、栃木県真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園花ちょう遊館を彩っている。
ツリーはクリスマスシーズンに毎年展示。今年は開館25周年に合わせ、サナギ計約250個をオーナメントや綿とともにモミの木に飾っている。
サナギは金色の「オオゴマダラ」など全5種。今回新たに、黄緑色の「カバマダラ」と「アサギマダラ」が加わった。10月中旬ごろ産まれた卵を、職員が育成したという。
6日はツリーで羽化したばかりのチョウも見られた。来館者は興味深そうにサナギを観察し、感嘆の声を上げていた。友人と訪れた宇都宮市、パート従業員女性(63)は「別世界に来たようで感激。癒やされますね」と顔をほころばせた。
火曜休館で、展示は26日まで。