男子シングルスで田口(長与二中出身)が初優勝 全日本学生室内テニス

男子シングルスで優勝した田口

 テニスの全日本学生室内選手権は11月28日~12月5日、大阪府吹田市の江坂テニスセンターで行われ、男子シングルスで長与二中、マルヨシ商会出身の田口涼太郎(近大3年)が初優勝を飾った。
 決勝は昨年の全日本学生選手権(インカレ)、全日本学生室内選手権で2冠を達成した白石光(早大3年)と対戦。田口は今夏のインカレ準々決勝で競り勝ったが、ここで体力を消耗して、続く準決勝で敗れていた。
 今回の決勝第1セットは一進一退の展開。ゲームカウント5-7で落としたが、この局面から「チャレンジャーとしてトライするしかない」と厳しいコースを攻めた。駆け引きの中で勝負を仕掛け、第2セットを6-1で奪取。最終セットも第4、8ゲームでブレークチャンスを与えながら、勝負強くサーブを決めて6-4で競り勝ち、3時間24分の激闘を制した。
 田口は長与南小6年時に藤永啓人(海星高-明大)とのダブルスで、全日本ジュニア選手権12歳以下の部で優勝。大分舞鶴高2年時はインターハイのシングルスで準優勝した。シングルスの全国大会優勝は「人生初」で「学生王者になれてすごくうれしい。来年は夏のインカレのタイトルを取りたい」とさらなる飛躍を誓っていた。


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