松浦特産 あま~いメロン召し上がれ 2年ぶりのまつり盛況

大玉のメロンがそろった松浦特産の「アールスメロン」まつり=松浦市、漁業体験学習施設

 長崎県内有数のメロン産地の松浦市で5日、「アールスメロンまつり」があり、市内外から買い求める人たちでにぎわった。
 松浦のアールスメロンは春と秋に栽培し、秋作は同市御厨地区と平戸市田平地区の計4農家。JAながさき西海松浦メロン部会(辻邦彦部会長)によると、糖度14度以上を出荷基準にしており、今季は8月に雨が多かったものの、その後は天候に恵まれ、大玉を中心に上々の出来に仕上がったという。
 秋作のメロンまつりは昨年、台風被害で中止しており2年ぶり。2L、3Lの大玉2~5玉入りで等級別に3千~7500円。1個売りは等級と大きさで1200~1500円。同市志佐町の漁業体験学習施設に、4~6個入り約350箱を用意した。盛況で午前9時の販売開始前に約100枚の整理券を配布。県外の親類にお歳暮として送る人もいた。
 南島原市口之津町から訪れた平光司さん(68)は妻紀美子さん(66)と整理券配布に並び「アジフライを食べに来たら、行列ができていたので寄ってみた。買って帰りたい」と話していた。


© 株式会社長崎新聞社