東北電力株式会社(宮城県仙台市)が、オープンイノベーションプログラム「TOHOKU EPCO BUSINESS BUILD」の最終審査会を実施、3社の事業アイデアが採択

東北電力新潟支店

東北電力株式会社(宮城県仙台市)は9日、スマート社会の実現に向けて行ってきたオープンイノベーションプログラム「TOHOKU EPCO BUSINESS BUILD」の最終審査会を7日に実施し、株式会社ワンデイワーク(東京都新宿区)、Mysurance株式会社(東京都新宿区)、株式会社ウィメンズ漢方(神奈川県横浜市)の事業アイデアを採択したと発表した。

地域が抱える社会課題の解決に資する事業アイデアを募集し、78社より計92件の応募があった。このなかから、株式会社ワンデイワーク(東京都新宿区)、Mysurance株式会社(東京都新宿区)、株式会社ウィメンズ漢方(横浜市)の事業アイデアが採択された。

3社の事業アイデアは以下の通り。

ワンデイワーク「新しい雇用の仕組みを活用した単日・短時間の働き方を提供」

新たな「働く・雇う」の仕組みを提供し、東北6県および新潟県における働き手不足などの社会課題を解決する事業アイデア。独自のプラットフォームサービスを通じて、子育てなどの理由により離職した働き手を中心に求人情報を提供し、雇用主にはフレキシブルな雇用による働き手不足の解消などの価値を提供していく。

Mysurance「20~30代の“ちょっといい暮らし”をサポートする住まいと車の新しいサブスク型サービスの創出」

東北6県および新潟県の暮らしに欠かせない「住まい」と「車」について、初期費用を抑えてトータルコストを平準化したサブスクリプション型サービスを提供する事業アイデア。デジタルマーケティングの活用を通じて20~30代を中心にアプローチし「もっとくらしやすい、ずっと住み続けたい東北・新潟」を実現していくという。

ウィメンズ漢方(横浜市)「オンライン薬剤師を活用した適切なセルフメディケーション推進サービス」

女性向けの予防医療・健康維持サービスを提供する事業アイデア。オンライン上で体質診断、個別レポートの作成、体質に合わせたサプリや食養生の提案、薬剤師によるオンラインカウンセリングなどを実施し、女性特有の健康不安の解消をサポートする。

ワンデイワークとMysuranceの事業アイデアは東北電力フロンティア株式会社が、ウィメンズ漢方は東北電力が共創による事業化を目指すという。

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