【横浜DeNA】日ハム大田泰示獲得へ調査 東海大相模出身、右の大砲

横浜スタジアム

 横浜DeNAが、日本ハムを自由契約となった大田泰示外野手(31)の獲得調査に乗り出していることが9日までに、球団関係者の話で分かった。東海大相模高出身の右の大砲が今夏に国内フリーエージェント(FA)権を取得した際から動向を追っていたとみられ、選手層を厚くしたい球団の交渉が本格化する。

 広島県出身の大田は2009年にドラフト1位で巨人に入団。16年オフに日本ハムへ移籍すると、4年連続で100試合以上に出場して不動の地位を築いた。19年に自己最多の20本塁打をマークし、20年には初のゴールデングラブ賞に輝いた。

 ただ、今季は76試合の出場にとどまり、日本ハム移籍後最低の3本塁打、打率2割4厘にとどまった。8月に国内FA権を取得したが、今オフに来季の保有権を放棄される「ノーテンダーFA」で自由契約となった。ベイスターズを含む複数球団が獲得への興味を示しており、大田の決断に注目が集まる。

© 株式会社神奈川新聞社