「不苦労」願って巨大フクロウ像すす払い 那珂川・鷲子山上神社に130人

竹で巨大フクロウ像のすすを払う児童たち

 「フクロウ神社」として知られる栃木県那珂川町矢又の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社で9日、高さ約7メートルの巨大フクロウ像のすす払いが行われた。

 1年間の苦労をはらい清め、来年の幸福(不苦労)を願おうと、「イーフク」の語呂にちなみ毎年12月9日に行っている。

 一般の参拝者約110人に加え、社会科見学のため馬頭小3年生約20人が体験。長い竹を順番に手にし、両手を伸ばしてフクロウ像のすすを優しく払った。その後、境内にある大小約140体のフクロウの石像の汚れも布で拭き取った。

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