〈動画あり〉滝澤夏央選手(関根学園高) 埼玉西武ライオンズ・新入団選手記者発表会 「早くライオンズの戦力に」

 プロ野球、埼玉西武ライオンズの新入団選手記者発表会が10日、東京・品川プリンスホテルで開かれた。ドラフト育成2位で指名された関根学園高3年の滝澤夏央内野手(18)をはじめ1位指名の隅田知一郎投手(22、西日本工業大4年)ら新人10選手が参加。辻発彦監督(63)の激励を受け、決意を新たにし、プロへの第一歩を踏み出した。滝澤選手の背番号は126。

 選手たちは辻監督とグータッチを交わしてから入場。一人一人が色紙に目標を書いて決意表明した。滝澤選手は「守備のスペシャリスト」と記し、「こんにちは、関根学園高校から参りました滝澤夏央です。自分の売りは守備であるので、そこをしっかりアピールして、一日でも早く支配下登録され、埼玉西武ライオンズの戦力となれるように頑張ります」と話した。

マイクを持ち、決意表明する滝澤選手。報道陣の問いに、ファンには「なつお」と呼んでほしいと話した

 身長164センチ、体重65キロと、現役選手では12球団で最も小柄な選手になるとされており、対戦したい選手には日本ハムにドラフト1位指名された長身右腕・達孝太投手(17、奈良・天理高3年)を挙げ、「長身のピッチャーから打ち返して、小さくても勝てるんだというのを見せたい」と決意を示した。

 隣の席には育成4位、日本文理高出身の川村啓真外野手(22、國學院大4年)が並んだ。辻監督は「将来、このメンバーがライオンズを背負って立つ」と活躍を期待した。

辻監督と一緒に記念撮影に収まる西武の新入団選手。辻監督の左隣が滝澤選手(東京・品川プリンスホテル)

 今後は年明けに入寮し、1月上旬から新人合同自主トレーニングに参加する予定。2月のキャンプインに備える。

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