埼玉西武ライオンズ・レディース 選手来越 楽しさ伝え 幼年女子8人参加

 女子硬式野球チーム・埼玉西武ライオンズ・レディースの英(はなぶさ)菜々子(24)、田中美羽(23)両選手を指導役に迎えた野球教室が14日、上越市木田2のホワイトウエーブで開かれ、幼年野球チームに所属する女子児童8人が参加した。

 今季のBCリーグ福島レッドホープス、チームマネジャーを務めた吉田直矢さん(22、大潟区出身)が、知人である両選手を招いて初企画した。

幼年野球チームに所属する女子児童8人が両選手の指導を受けた

 参加者は両選手と共に体を動かし、キャッチボールやゲームを体験。プロの視点から投球姿勢や足さばきなどの指導を受け、楽しみながら技術向上を目指した。英選手は「何より野球の楽しさを伝えたい」、田中選手は「それぞれの特性を伸ばすきっかけになれば」と話していた。

女子幼年球児に投げ方の基本を教える田中選手(左)

 新井ジュニアの寺島帆南さん(上越教育大附属小6年)は「埼玉西武ライオンズ・レディースのファンなので参加した。みんなと協力することが野球の楽しさ。中学に進学しても続けていきたい」と意欲を見せた。

 吉田さんは「地元に戻りたいという気持ち、そしてやりきったという思い」により、来季はチームとの契約をせず、これからについて「12月にも別の選手を招いての野球教室を予定している。子どもたちが野球の魅力に触れるお手伝いができたら」と話している。

© 株式会社上越タイムス社