プジョー、新型ル・マン・ハイパーカー『9X8』をシェイクダウン。“リヤウイング”を装着か

 2022年のWEC世界耐久選手権にプジョーが投入する予定の新型ル・マン・ハイパーカー、『プジョー9X8』がシェイクダウンされた。12月11日、プジョーがSNS上で明らかにした。

 車両の詳細はまだ不明であるが、プジョーがリリースした画像では、そのリヤエンドにはウイングらしきものが装着されているようにも見える。

 写真はリヤエンドのディテールを隠すように加工がなされており、リヤ部分には『TeamPeugeotTotalEnergies』というグラフィックが掲示されている。

 プジョーは2021年7月に、9X8を発表。その際にリリースされた画像では、車両はリヤウイングを持たない革新的な外観となっており話題を呼んだが、検証テストのあと、レースデビュー前に車両デザインを変更する可能性があることを、プジョーは当時から認めていた。

7月6日の発表時に公開されたレンダリング画像では、リヤウイングがないことが大きな話題に

 プジョー・スポールによるSNSへの投稿では「地球上のどこかで」と記されており、シェイクダウンが行われた場所は不明だが、ヨーロッパ内のどこかであると理解されている。

 2022年のWECデビューが予定されているプジョー9X8は、トヨタGAZOO Racingが同シリーズに2021シーズンから投入しているGR010ハイブリッドとWEC/ル・マンの総合優勝を争うライバルとなることが期待されている。

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