白球に愛を誓う 長崎県営野球場で初の結婚式 ウエディングドレス「始球式」も

笑顔でバージンロードを歩く小峰さん夫妻=長崎市、県営野球場

 長崎市松山町の県営野球場で11日、人前結婚式「シビルウエディング」が初めて行われた。挙式したのは諫早市在住の小峰史也さん(28)と麻衣さん(23)。同球場は、高校球児だった史也さんにとって思い入れのある場所で、麻衣さんも元ソフトボール部。2人で晴れの日の舞台に選んだ。
 2人は5年ほど前にアルバイト先のスポーツクラブで知り合い、約3年交際。挙式は昨年の予定だったが、新型コロナの影響で延期し1年越しに門出の日を迎えた。

始球式で夫の史也さんにボールを投げる麻衣さん(右)

 親族ら約120人が参列。式に先立って「始球式」があり、麻衣さんが投げたボールを、高校時代に捕手だった史也さんがノーバウンドで受け止めた。2人は婚姻届受理証明書を披露し、法律上夫婦になったことを宣言。「笑顔あふれる家庭を築く」と誓いの言葉を述べると、温かな拍手が送られた。


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