「ママ」から「女子」に コロナ禍出産、和やかなひととき マミーズ・ネット

 上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザで8日、「新型コロナ禍に出産したママがほっとする日#はじめのいーっぽ」が開かれた。今年4月以降に出産した母親とその子どもが参加し、先輩ママとのおしゃべりを楽しんだり、マスクメークのアドバイスを受けたりして、和やかに過ごした。

 NPO法人マミーズ・ネットが県の「地域の子育て力育成事業」の補助を受けて行っている子育てイベントで、10月に続き2回目。

 母親同士で話す機会がなく、また出産して退院するまで家族に会えないなど、コロナ禍の出産は孤独に陥りやすい。周囲の人を頼り、また自分のための時間も大切にしながら子育てをしてほしいとの願いを込めて開かれた。

先輩ママであるスタッフに赤ちゃんをあやしてもらいながらおしゃべりを楽しむ参加者

 イベントでは、先輩ママであるスタッフに育児の相談をしたり、同じ月齢の子どもを持つ母親同士で情報交換をしたりして、リラックスして過ごした。また京美容室の関原英里子さんが、マスクメークをアドバイス。赤ちゃんから見て柔らかい表情になるようにと、ピンク色のアイメークを施すなどした。

マスクをしていても柔らかい表情に見えるメークを教わる参加者

 7カ月の女児と参加した片桐陽子さん(33)は「普段しないようなアイカラーを塗ってもらい、気分転換になった。久しぶりに『ママ』から『女子』になった」と笑顔で話した。

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