県立有恒高 存続と将来展望見据え 同窓会など地元団体 県教育長に要望

 県立有恒高同窓会など板倉区の地元団体が連名で13日、同校の存続と将来展望に関する要望書を県庁の県教育委員会に提出した。

 同窓会、同校PTA、板倉区町内会長連絡協議会、板倉まちづくり振興会、板倉商工会の連名で提出。同窓会の小林正之会長らが県庁を訪れ、齊京四郎県議(上越市選出)、丸山章上越市議の立ち会いで、稲荷善之教育長に要望書を手渡した。

要望書提出のため県庁教育委員会室に入室する小林同窓会長(左)ら(県庁)

 要望書では当面の学校存続への配慮、特色ある学科や特別支援教育的な要素を含んだ新しい県立学校の在り方の検討、同窓会および後援会組織との意見交換を要望している。

 同校は現在、普通科1学級を募集し、定員割れの状況が続いている。現状に危機感を抱く地元団体が同校の在り方について意見を交わし、今回の要望書提出につながった。

 小林会長は「どのような学校の在り方にすれば存続できるのか。有恒学舎を絶やしてはならない。地元経済でも学校の存続は大きい。地元と県で真剣に考えていきたい」と語った。

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