YouTuber『佐世保ベース』 グーグル「日本101組のクリエイター」に選出

県のクリエイターとして掲載されているユーチューブ公式サイトのページを紹介する、佐世保ベースの北村さん(左)と五島さん=佐世保市内

 グーグルジャパンの「日本を代表する101組のクリエイター」に、ユーチューブチャンネル「佐世保ベース」が選ばれた。長崎県内からは唯一の選出。ユーチューブ公式サイト内の「YouTube 101のストーリー」で、県のクリエイターとして紹介されている。
 グーグルが世界規模で推進するキャンペーンの日本版。国内で活動するユーチューブクリエイターの中から、知名度やチャンネル登録者数にかかわらず「社会的・文化的・経済的に有意義な影響を与えた101組」を選定。全国的に有名な静岡県の「はじめしゃちょー」、愛知県の「東海オンエア」なども選出された。
 「佐世保ベース」は、東京から佐世保に移住してきた元テレビマン五島大督さん(39)=福岡県出身=と、福岡からUターンしてきた北村悠樹さん(37)が運営。2人は福岡大の同級生で、東京のテレビ番組制作会社でディレクターを務めていた五島さんは、北村さんから佐世保の魅力を発信する動画を作らないかと打診され2019年9月に移住。北村さんが社長を務める町おこし会社「えびす」の事業の一環で、同年11月から動画投稿を始めた。
 これまでに、「佐世保バーガー」などの“定番”の紹介に加え、「体文の横の公園」「夜店公園通り」「釣り」「古民家体験」などの紹介を通して“マニアック”な佐世保も発信。230本以上の動画を投稿、2人の息の合った軽妙なトークと質の高い編集で視聴者を楽しませている。
 北村さんは「発信を開始して丸2年という節目に選出をしていただいてとても光栄。これまでお世話になった方々のおかげ」と笑顔。五島さんは「『町おこしの手段の一つとしての動画制作』が、僕らのこだわりであり魅力だと思っている」と話す。
 「地域の方たちと一緒に作っていく『佐世保ベース』として、今後も佐世保を盛り上げていきたい」と2人は意気込みを語った。


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