〈師走点描・年末売り場〉正月関連商品並ぶ 感染沈静で人出回復へ

 コロナ禍2年目の師走。第6波への懸念もある中、国内の感染状況は落ち着いてきており、街中の往来や人出も徐々に戻りつつある。年の瀬や正月の準備を迎え、慌ただしさが増す師走の様子を点描する。

 スーパーマーケットの店頭には、正月やクリスマス、お歳暮の関連商品が並んでいる。「イチコ」では各店で11月下旬から、関連商品や贈答用品の売り場を設置した。

店に入ってすぐの場所に並ぶ正月関連商品など(イチコ直江津西店)

 直江津西店(上越市五智1)では入ってすぐの場所に、鏡餅やしめ縄、お飾りなどの正月の縁起物商品を多数置いている。遠藤勝店長(58)によると、買い求めに来る時期が早まっているという。クリスマス商品は人気アニメ絡みのシャンメリーやパーティーグッズなどがあり、「出掛けずに、家で楽しまれる方向けに」と話す。

 お歳暮商品は西洋ナシと呼ばれる本県産のルレクチェが人気で、市外や県外に発送されるという。遠藤店長は「一年で一番忙しい季節。昨年より人出は増えている。これからの帰省客にも期待したい」と話した。

 五智地区から親子で買い物に来た女性(73)は「昨年はそうはいかなかったけど、今年は毎日のように来店している」と、感染の収まり具合を物語るように話していた。

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