18歳以下10万円給付 23日から全額現金一括支給へ 「支援効果高い」判断 上越市

 国による18歳以下を対象にした10万円相当の給付について、上越市は15日、全額現金で一括支給することを明らかにした。国の方針転換を受けての対応で、支給開始日は23日。これに伴い、15日までの予定だった市議会12月定例会の会期が2日間延長され、最終日の17日に関連の補正予算案を提案、即日採決される。

 同給付については当初、現金5万円を先行給付した上でクーポン券5万円分を配布する方針が示され、市は7日の市議会12月定例会本会議で現金5万円関連の費用を計上した補正予算案を追加提案し、原案通り可決された。クーポン券については「国の通知があり次第、補正予算措置など必要な手続きを行う」としていた。

 こうした中で、13日に国が10万円全額現金での一括支給を容認する考えを示したことを受け、市は「子育て世帯に対し、年内に全額現金での一括支給を開始することが、クーポン配布よりも家計への支援効果は高い」と判断し、今回の措置を講じた。

 23日は対象者全体の73%となる2万637人分、その他分は来年1月以降に支給予定。

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