妙高市の養老本舗池田屋と同市の酒蔵3社(君の井酒造、千代の光酒造、鮎正宗酒造)がコラボレーションした「純米酒かすてら」が完成した。3蔵の純米酒をそれぞれ使った3種類が完成し、18日に発売となる。
商品化に当たっては試行錯誤。いろいろなタイプの日本酒でカステラの試作を重ねたといい、3蔵とも純米酒を使うことに。
それぞれのカステラについて3蔵は「長い発酵で作られた純米酒のコク、うまみがある」(君の井)、「食感がしっとりしていて、酒の風味が残っている」(千代の光)、「香りが芳醇(ほうじゅん)で、コメのうまみが感じられる」(鮎正宗)としている。
パッケージを含め、商品化に当たっては遊び心を大切にしたという。
池田屋9代目店主の池田雄二郎さん(66)は「お菓子とお酒の調和が難しかったが、個性が出ている。(新商品が)じわじわと浸透すれば」と話す。
税込みで1個850円。箱入り3個は2800円。妙高市下町の池田屋で販売される。