大村市 総合運動公園の工期延長 10万円給付、年内に現金一括も

 長崎県大村市は16日、同市黒丸町で整備を進めている市総合運動公園について、計画を見直し、2021年度末までだった1期目の工期を28年度まで延長することを明らかにした。18歳以下の子どもへの10万円相当給付は、児童手当受給者など申請手続きが不要な対象者の場合、24日に現金で一括給付する方針も示した。
 市議会全員協議会で説明した。同公園は22.1ヘクタールを3期に分けて整備する計画で、現在1期目。01年に着工し、テニスコートの一部やグラウンドゴルフ場などの供用を開始している。ただ、用地取得などの影響で計画は長引いており、工期延長は3回目。
 新たな計画では、ソフトボール場4面分の多目的広場を人工芝で整備し、サッカーやラグビーなど多種目に対応させる。2期事業で予定していた「憩いの広場」も前倒しし、学校の遠足などで利用できる広場を整備する。これに伴い1期の事業費は39億5千万円から54億円、事業面積は9.6ヘクタールから11.7ヘクタールに増加した。

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