今すぐUtage(宴)キャンペーン コロナ禍の飲食店支援 市と議会が率先利用 糸魚川市

 糸魚川市はコロナ禍の影響を受ける市内の飲食業界の景気回復を図ろうと、消費を喚起する取り組みとして「今すぐUtage(宴)キャンペーン」を新たに始めた。

 8人以上・1人当たり4000円以上の宴会、食事会などを開いた場合、1人当たり2000円分の市内共通商品券が交付される。また、同日に別店舗で4人以上・1人当たり2000円以上の2次会を利用した場合、1人当たり1000円分の同商品券が交付される。期間は来年4月30日までを予定。忘新年会シーズンや歓送迎会シーズンの利用を見込む。

 同キャンペーンを利用して16日、糸魚川市議会と同市が大町2の割烹で懇親会を開いた。議員と部課長以上を対象に42人が参加。懇親会は2年ぶりとなり、コロナ禍の新しい生活様式に沿って1卓4~5人掛けで間隔を保ち、開宴から閉宴までの時間を1時間30分とした。個々が会食時における感染予防のマナー・ルールに留意して料理やお酒を楽しみ、懇親を深めた。

糸魚川市議会議員と市長はじめ市幹部職員らによる懇親会。「今すぐUtage(宴)キャンペーン」を利用して開いた(16日)

 出席した米田徹市長は「コロナ禍で低迷している地域経済を皆さんから懇親会をしていただき、盛り上げてもらいたい。キャンペーンをぜひ活用してほしい」と話した。

 市はあらためて店、参加者ともに感染予防対策をした上で実施するよう呼び掛けている。

 利用対象店は県の「にいがた安心なお店応援プロジェクト」の認証を受けた(または申請中の)市内店舗。対象者は市内の企業・団体、親戚、友人など。事前に実施計画書、後日に実績報告を市へ提出する。

 手続きの詳細、申請フォームは市ホームページで掲載している。問い合わせは市商工観光課企業支援室(電025・552・1511)へ。

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