長崎県西彼長与町が2027年4月の開館を目指す新図書館の整備計画検討委員会(一般公募含む町民ら14人)が7月発足。吉田愼一町長は今月の定例議会で新図書館と町健康センター(高田郷)の複合施設を検討すると表明し、建設に向けた動きが大きく前進した。
現在の町図書館(嬉里郷)は旧役場庁舎を再利用する形で1989年4月に開館し、建設から60年以上がたつ。一方、乳幼児健診や介護予防教室などを行う同センターも同様に老朽化。複合化することで建設コストや維持管理費の削減、相乗効果による来館者の増加が見込めるという。
建設予定地は近年開発された北陽台1丁目の町有地(約1万平方メートル)。新図書館建設について町は、単に図書館を新しくするだけではなく、新たな交流や憩いの場、生涯学習拠点などとして「町の未来をつくるプロジェクト」と位置付ける。
来年4月に準備室が庁内に設置される予定。整備計画検討委も魅力ある図書館を目指し、数年前につくられた基本構想や基本計画の改訂へ向け協議を進める。
主なニュースは▽長与町がキャッシュレスポイント還元事業▽時津町の茶屋(本陣)を一部改修▽長崎北徳洲会病院が長与に移転▽時津町が町制施行70周年▽二つの国道にアクセスする道路が時津町に開通
わがまち回顧2021 西彼中央支局 図書館建設 大きく前進
- Published
- 2021/12/29 11:20 (JST)
- Updated
- 2021/12/29 11:41 (JST)
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