大荒れ・極寒の大晦日 2021年ラストは日本海側を中心に大雪警戒 太平洋側でも積雪による交通機関のおそれ

31日(金)の全国の天気と降水確率

 きょう31日(金・大晦日)は強烈な寒波の影響で日本海側を中心に大雪や猛ふぶきに警戒が必要となる。

 太平洋側でも大雪や積雪するような所があり、全国的に大荒れ、極寒の大晦日となりそうだ。

強烈寒波再び 日本海側中心に大雪・猛ふぶき

31日(金)昼前〜夜の天気分布予想

 きょうは冬型の気圧配置が強まり、この時季としてはかなり強い寒気が流れ込む。この影響で日本海側では広く雪で、風が強まりそうだ。大雪や猛ふぶきに警戒し、それに伴う交通障害や路面の凍結にも注意が必要となる。

 また、寒気が強いため、太平洋側にも雪雲が流れ込んできている。

 未明から明け方には徳島と静岡で初雪が観測されたが、きょうは西日本や東海を中心に大雪になる所や平野部でも積もる所がある見込み。

 比較的、よく晴れる関東でも、東京を含めにわか雪やにわか雨があるかもしれない。

寒さも強烈 万全な防寒対策を

31日(金)の予想最高気温

 きょうは雪だけでなく、厳しい寒さにも注意が必要となる。

 最高気温は全国的にきのうより低く、北海道や東北北部は真冬日となる見通し。

 関東から西日本でも7℃前後と、昼間でも真冬並みの寒さとなるため、万全な寒さ対策が必要だ。

 なお、強い冬型の気圧配置は1月1日(元日)にかけて続く見込みで、日本海側を中心にさらなる大雪に警戒が必要となる。

(気象予報士・多胡安那)

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