神奈川県が実施した2021年度県民ニーズ調査で、新型コロナウイルス対策で食べ物を口に運ぶ時以外はマスクを着用し、飛沫(ひまつ)感染を防止する「マスク飲食」の実践率は約5割だったことが分かった。ただ、「外食自体をしていない」といった回答も約3割を占めた。
調査は無作為に抽出した満18歳以上の県民3千人を対象に、9月から10月にかけて実施。食や福祉施策、治安対策など14項目について調査票を郵送し、郵送とインターネットで回答を集めた。有効回収数は1577件だった。
調査によると、マスク飲食の実践状況は「毎回実践している」が24.4%、「どちらかといえば実践している」が25.7%で、合計すると50.1%だった。一方、「実践していない」は3.6%、「どちらかといえば実践していない」は5.1%で、「外食自体をしていない」も36.7%の回答があった。