2日(日)は、太平洋側では冬晴れが続くが、日本海側では午後を中心に雨や雪が降り、北海道では猛吹雪となるおそれがある。気温は各地で前日と比べると上がるものの、雪が積もっている地域では、路面の凍結や雪崩、落雪などに注意が必要だ。
　3日(月)から4日(火)にかけては、北・東日本で再び冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に大雪や吹雪となるおそれがある。帰省先や旅行先から戻られる際は、最新の交通情報などに注意が必要。

2日(日)の天気　日本海側は午後中心に雪や雨　北海道は猛吹雪警戒

　2日(日)朝には日本海に前線を伴った低気圧が発生し、午後にかけて北海道付近を発達しながら進む見込みだ。
　日本海側は午前中は雪の止む所もあるが、午後は前線が近づき、北海道から山陰を中心に雪や雨が降る見通し。低気圧が近づく北海道では広く雪が降り、風が非常に強く吹いて猛吹雪となるおそれがある。見通しの悪化や暴風による交通への影響などに警戒が必要だ。

　また、年越しに流れ込んでいた上空の寒気が抜けるため、東北から山陰にかけての平野部では雪ではなく雨の降る所もありそうだ。積雪の多い地域では雪解けが進む可能性があり、路面状況の悪化などに注意が必要。ただ、内陸部の山沿いでは夕方以降再び雪の降り方が強まり、積雪が増加するおそれがある。大気の状態も不安定となるため、落雷や突風、ひょうなどにも注意が必要だ。
　一方、太平洋側は広く冬晴れとなる見込み。空気の乾燥が続き、午後は風が強まる予想だ。火の取り扱いに気をつけたい。

2日(日)の気温　前日より気温上昇　寒さやや緩むも路面凍結や雪崩・落雪に注意

　朝の最低気温は前日より高い所が多いものの、広く氷点下の冷え込みとなる見込み。路面凍結に注意が必要だ。
　最高気温も各地で前日よりやや高く、北日本では0℃～5℃くらい、東・西日本は6℃～11℃くらいの所が多くなりそうだ。積雪が多くなっている地域では、雪解けが進む可能性があり、雪崩や屋根からの落雪などに引き続き注意が必要となる。

3日(月)～4日(火)の天気　再び冬型強まる　日本海側は大雪・吹雪のおそれ

　3日(月)～4日(火)にかけて北・東日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、上空に寒気が流れ込む見込み。
　北日本の日本海側を中心に広く雪が降り、北陸から山陰にかけても雨や雪の降る所がありそうだ。再び、大雪や吹雪となるおそれもあるため、最新の気象情報や交通情報に気をつけたい。
　太平洋側では広く冬晴れが続き、空気の乾燥が進みそうだ。火の取り扱いや喉・肌の乾燥に引き続き注意が必要だ。

（気象予報士・宮崎由衣子）