日本海側 3日(月)にかけて再び広く雪に 落雷などにも注意 太平洋側は乾燥した晴れ

 日本海側では3日(月)にかけて雪の範囲が広がる見込み。雷の発生するおそれもあり、落雷や突風などにも注意が必要。一方、太平洋側では乾燥した晴れが続く所が多くなりそうだ。

 2日(日)午前は、冬型の気圧配置が緩んでいるため、日本海側の雪は小康状態の所が多くなっている。ただ、夜にかけては低気圧が北海道付近を通過し、低気圧からのびる前線が北日本から東日本を通過する見込み。このため、北日本の日本海側や北陸を中心に雨や湿った雪が降り、局地的には降り方が強まるおそれがある。
 また、前線や低気圧にむかって暖かく湿った空気が流れ込むのに加え、上空には強い寒気が入るため、大気の状態が非常に不安定となりそうだ。前線が通過する前後を中心に落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

 前線が通過後3日にかけては、北日本を中心に冬型の気圧配置が強まる見込み。このため、日本海側では、はじめ雨の所も雪に変わる所が多く、北日本を中心にふぶく所もありそうだ。また、いったん雪が緩んだ後で再びまとまった雪になる所もあるため、なだれや落雪などにも注意が必要となる。

 西日本や東日本の太平洋側では3日にかけて晴れる所が多いが、この時季らしい寒さが続く見通し。
 また、空気の乾燥している地域が多いため、火の取り扱いとともに、室内では加湿器を使用するなど、体調管理にも注意が必要だ。

(気象予報士・佐々木聡美)

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