神奈川県内の百貨店で正月恒例の初売りが始まった。開店時の入店客は新型コロナウイルス禍前よりは少ないものの、昨年に比べ回復傾向で、福袋などを買い求める客が開店前から長い列を作り、にぎわった。
横浜高島屋(横浜市西区)では2日、早朝から待機していた来店客が9時の開店と同時にお目当ての売り場に足を運んだ。
同店では昨年から新型コロナの感染防止のため、食料品をはじめとする福袋は基本的には予約販売に移行。店内で販売する一部の福袋の個数は抑えているが、服飾雑貨やレストランの食事券が入った福袋の売れ行きが好調だった。
同店によると、開店時の入店客数は前年に比べ約2.2倍。夫婦で来店した70代女性は「毎年初売りを楽しみにしている。婦人服や、主人の靴を購入したい」と顔をほころばせた。