上に載せれば自走式ロボットに 相模原のメーカーが台車開発

農業用ロボットを上部に載せたロボットベースを紹介する藤本恵介社長=相模原市緑区西橋本のF-Design

 飲食や農業、介護施設など幅広い分野で活用できる自走式ロボットのベース(台車)を、相模原市緑区西橋本のロボット製造会社「F-Design」(エフデザイン、藤本恵介社長、従業員19人)が開発、販売を始めた。

 新型コロナウイルス禍で受注が激減した期間を逆手に取り、自社製品開発の時間に充てた。「非接触」「密の回避」「省人化」などコロナ禍で求められる特性を盛り込んだ。

 ロボットベースは直径約55センチ、高さ約30センチの円筒形。飲食業ならば配膳機能、農業ならば農薬散布機能などを持たせたロボット本体を上に載せる2階建て構造。ロボット本体は顧客企業が開発する場合もあれば、同社が顧客の依頼で開発するケースもある。

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