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長崎市内の主要商業施設や商店街で2日、新春の初売りが始まった。今年は浜屋百貨店(浜町)、みらい長崎ココウォーク(茂里町)、アミュプラザ長崎(尾上町)が協調して初売りの日程を合わせ、いずれも多くの買い物客でにぎわった。
浜屋百貨店では約6千個の福袋を用意。午前10時の開店時には数百人が行列を作った。先頭の男性は「午前8時ごろに来た。福袋を三つぐらい買いたい」と意気込み。最も人気を呼ぶ食料品の福袋は、密を避けるため地下の食料品売り場ではなく8階催事場に並べられ、訪れた買い物客が次々と買い求めていた。
同店はこの日、長崎電気軌道の協力を得て、運賃無料の路面電車「浜屋号」を運行。最寄りの観光通電停だけで降車可能な片道電車で、同店や浜町一帯への誘客を促す初めての試みだ。レシートで商品券セットが当たる浜屋、ココウォーク、アミュプラザ3館の合同企画もこの日から10日までの日程でスタートした。
佐世保市栄町の佐世保玉屋で1日、初売りがあり、福袋やセール品を買い求める客でにぎわった。
新型コロナウイルスの感染状況が昨年同時期に比べ落ち着いていることもあり、開店前には昨年比1.7倍の約500人が並んだ。福袋は菓子や衣料品など約2700個を用意。午前10時半にオープンすると、各売り場に行列ができた。
同市相浦町の主婦、吉田美佐子さん(73)は「昨年は(感染防止のため)来なかったので、2年ぶり。パンやお菓子の福袋を購入した。お目当てのものを買えてよかった」と話した。
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