Uターンピーク JR乗車率 昨年より上昇 長崎県内

大きな荷物を持った家族連れらでにぎわう長崎港ターミナル=2日午前11時12分、長崎市

 年末年始を古里で過ごした人たちのUターンラッシュが2日、長崎県内で始まり、駅や港では土産や旅行バッグを抱えた家族連れの姿が目立った。交通機関は昨年と比べて軒並み利用者が増えており、混雑のピークは3日になる見通し。
 JR九州によると、2日午後4時半現在、長崎発博多行き特急かもめの自由席乗車率は最大140%(昨年60%)、佐世保発博多行き特急みどりは最大160%(同30%)。新型コロナ禍以前ほどではないが、昨年より上昇している。
 長崎と福岡を結ぶ高速バス「九州号」は3日にかけ満席便が続く。九州商船の五島発長崎行きジェットフォイルは2日がほぼ満席、3日は全便満席。日本航空によると、3日の長崎発東京行きは全便満席で、大阪行きもほぼ満席(2日午後3時現在)。
 長崎市元船町の長崎港ターミナルは離島からのUターン客でにぎわった。新上五島町の祖父母宅を訪ねた長崎市京泊1丁目の磯京太郎君(9)は「温泉に毎日行き、カニも食べた。楽しかった」と話した。

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