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2021年の県内交通死者数は前年比4人減の56人で、1952年以降の最少を2年連続で更新したことが4日、県警のまとめで分かった。コロナ禍の外出自粛やドライバーの歩行者優先意識の高まりなどが、減少の背景にあったとみられる。一方で20代や車、二輪車の死者は増えており、県警は対策に注力する。
県警交通企画課によると、死者は車の保有台数が少なかった1948年の37人、51年の49人に続く低水準だった。人口10万人当たりの死者数は2.9人で、北関東の群馬2.58人、茨城2.79人と比べ高かった。
歩行中の死者は昨年の21人から半減し、過去最少の10人だった。信号機のない横断歩道で歩行者優先をドライバーに呼び掛ける活動や取り締まりが奏功したとみられる。自転車の死者は5人減の7人だった。