八海醸造株式会社(新潟県南魚沼市)が経営管理プラットフォーム「KUROTEN.(クロテン)」を導入

新潟県南魚沼市の八海醸造株式会社本社

八海醸造株式会社(新潟県南魚沼市)は5日、エキサイト株式会社(東京都港区)が提供する経営管理プラットフォーム「KUROTEN.(クロテン)」を導入・運用することを発表した。

「KUROTEN.(クロテン)」の導入により、八海醸造の経営陣や各事業の責任者が予算と実績の数値を正確に把握し、見るべき指標を多角的に分析しながらリアルタイムで経営の意思決定ができる予実管理体制の構築を進めていくという。

1922年創業の酒造メーカーである八海醸造は、2021年1月に海外展開を含む中長期の事業計画の策定や、今後の予実管理の体制を確立しよりデータに基づいた経営の判断を行うため経営企画室を立ち上げた。

中期計画を策定する上で、「予実管理がスムーズに行えない」「月次で管理会計を締めることができない」などの課題があり、また経営判断に必要な指標をリアルタイムで可視化し、迅速に経営の意思決定を行うことの必要性を感じ導入に至ったという。

創立100年を迎える八海醸造は、今後の展望や取り組みとして3つ挙げている。1点目は海外マーケットの加速。米国における現地酒蔵と資本提携を発表し、海外事業の加速に注力していくという。2点目は国内マーケットにおいて、クラフト化が進むと予測しており、どう対応するかを検討していくという点。3点目は新潟県南魚沼市の活性化を挙げ、地域特有の強みを生かした地域活性化事業を検討していくという。

【関連サイト】
老舗酒造メーカー「八海山」が語る、データ経営時代と創立100周年へ向けた展望

© にいがた経済新聞