新型コロナウイルス関連、くわ青汁など健康食品製造のミナト製薬(株)が破産開始

ミナト製薬の本社が入居するビル

 ミナト製薬(株)(TSR企業コード:291333583、法人番号:9010001058417、中央区銀座1-14-11、設立1943(昭和18)年7月、資本金5000万円、義村三郎社長)は1月5日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には縣俊介弁護士(みなと協和法律事務所、港区虎ノ門2-1-1)が選任された。
 負債は現在調査中。

 1888(明治21)年に創業。1970年代からローヤルゼリー関連商品の開発、販売を手掛け、取り扱いは青汁、ローヤルゼリーなどの健康食品から化粧品に至るまで多岐に渡っていた。ピーク時の2000年8月期には売上高35億1347万円をあげていたものの、その後は青汁など主力商材が他社製品や他の健康食品などと競合するなどし、2020年8月期には売上高は約13億900万円に落ち込んでいた。
 新型コロナウイルス感染拡大以降は、マスクの販売に加え、新型コロナウイルスの関連融資を受けるなど、事業継続を図ったが奏功せず、今回の措置となった。

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