【日本薬剤師会】山本信夫会長が会長選立候補への思い語る/「最後の総仕上げをして次の世代に渡したい」

【2022.01.06配信】日本薬剤師会は1月6日、定例記者会見を開いた。その中で、山本信夫会長は会長選挙に立候補するとの報道があったことに触れ、「さんざん考えたが、最後の総仕上げになると思う。総仕上げをして次の世代に渡したい」と話した。

会見前日の1月5日に開かれた常務会において、次期会長選挙に立候補することを伝えていた。

山本会長は、「さんざん考えたが、最後の総仕上げになると思う。皆さんと一緒に仕事をさせていただきたい」と会長選に立候補した思いを語った。

常務会では立候補の意向表明に対して特段の意見は出なかったといい、「いいということと理解した」と話した。

一方、立候補に対しては逡巡したことを明かした。

「昨年の年が明けるまでに何人かの方にどうするのかと聞かれたし、友人には晩節を汚すなよとも言われた。長すぎるんじゃないとも言われた。多選も問題だと思っている。立候補を表明した時期は、今までで一番遅いのではないかと思っている」とした。

ただ、最後の総仕上げへの思いが立候補表明につながったと語った。

「長い間、一緒に仕事をして支えてくださる方がいるので最後の総仕上げをして次の世代に渡したい」と話した。「薬剤師のためにという思いは薬剤師になった時から変わっていない」とした。

さらに記者から「総仕上げ」の真意を聞かれると、「それ以外の表現はない」とした。
「何をもって総仕上げかということになるが3月6日は所信表明するのでその中で触れなくてはいけないことは承知している。これ以上やりませんよということかもしれない。性格的に先延ばすことは合わない。これが最後ですよと、引き継いでいきますということになります」と話した。

「この2年間で次の世代に渡していく。2025年をターゲットイヤーにした地域包括ケアへ向けて最後の仕上げ、やるべきことをやっていく」とした。

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