感染急拡大…”まん延防止措置”適用を政府に要請 広島

県内で新型コロナの感染が急激に拡大しています。

6日、県内の新規感染者は273人で、広島市は151人と去年8月末以来150人を超えました。

湯崎英彦知事「オミクロン株の影響だと考えていますが、まさに想像を絶するような感染拡大のスピードで拡大が緩やかになったとしても過去最大の感染状況になるのは間違いない」

県によりますと県内で確認された感染者の約8割にオミクロン株の疑いがあるということです。

県は政府に対しまん延防止等重点措置の適用を要請しました。

対象地域は広島市、廿日市市、大竹市、府中町、海田町です。

適用された場合、県は飲食店に対し午後8時までの時短営業と酒類の提供はしないよう要請します。

飲食での感染がおよそ半数を占めていて、飲食店の時短営業は人の流れも減らす効果が期待できるとしています。

また、観光関連を支援する「やっぱ広島じゃ割」と「GoToイートキャンペーン」は7日から予約や販売を停止するほか利用の自粛を要請します。

湯崎英彦知事「今や岩国基地うんぬんというよりは県内で自立的に感染拡大をしている。相当市中でまん延している状況の中で行動制限によって感染を抑えていくほかない」

知事は、現時点で医療態勢はひっ迫してはいないものの、このままのペースで増加すると再来週には1日の感染者数が8千人にのぼるとして早めの対策に

理解を求めました。

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