関東は路面つるつるの朝 横断歩道や地下鉄の入り口付近も危険 通勤・通学時の転倒や交通障害に注意

7日(金)午前5時現在の気温

 きのう積雪となった関東ではすでに天気は回復しているが、路面が凍結している所が多くなっている。

 車の走行や歩行が危険な所も多くなっているため、朝の通勤・通学は十分な注意が必要だ。

路面凍結 時間に余裕をもって

7日(金)午前5時現在の解析積雪深

 きのうは東京で10センチ、横浜でも8センチの積雪になるなど、関東を中心にまとまった雪となった。東京や横浜でここまで積もるのは2018年以来、4年ぶり。

 けさはすでに晴れ間が戻ってきているが、きのうの雪で凍結など路面状況が悪化している所が多くなっている。

 朝の通勤・通学の足に影響がでるため、いつもよりも時間に余裕をもって出かける必要がある。

横断歩道や地下鉄の入り口付近も危険

 特に滑りやすい所は、横断歩道やバス・タクシーの乗降場所、そして、地下鉄や地下街の入り口付近も危険な場所となる。

 横断歩道やバス・タクシーの乗降場所は車や人がたくさん通る所であり、雪が踏み固められている可能性がある。また、車の熱で雪の表面だけ融けてしまっていたり、停まっている車が発進するときのタイヤの摩擦によって道路が磨かれるため、より滑りやすい場所といえる。

 地下鉄や地下街の入り口も人通りが多く、また、出入口付近には段差があることも多いため、注意が必要だ。

 車の走行はいつも以上に慎重に行ない、歩行は滑りにくい靴を選ぶなど対策が必要となる。

(気象予報士・多胡安那)

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