“まん延防止”県内13市町に拡大 広島

県内の感染者は過去最多を記録するなど感染急拡大を見せています。

9日からのまん延防止等重点措置が正式決定し県は対象地域を当初から拡大することを発表しました。

岸田総理大臣「まん延防止等重点措置を適用し期間を1月9日から31日までとすることを決定しました」

県内の感染状況は日を追うごとに広がっています。

まん延防止等重点措置の対象地域について、6日県は広島市と廿日市市など5市町を対象地域にする方針を発表しました。

しかし7日、発表の新規感染者が県全体で増えたことを受けて、急きょ福山市や呉市など8市町が追加され対象地域は県内13市町となりました。

湯崎知事は感染拡大のスピードが1日で2倍以上になっているとして、このままでは早い段階で医療がひっ迫するおそれがあると警戒を呼び掛けました。

湯崎知事「日々感染状況が急速に悪化していて、本日公表分の数値をはじめとしたデータ用いた検証の結果、区域を拡大すべきであるという判断をした」

対象地域では飲食店の営業は午後8時までとし、酒類の提供停止も要請されます。またイベントの参加人数は上限2万人までとすることが要請されます。

いずれも感染が急速に拡大していることから、ワクチン検査パッケージによる要請内容の緩和は適用されません。

県内全域での感染拡大を受けて、呉市役所にはPCRセンターが新たに開設されました。

市民と市内で働く人らを対象に、1日最大およそ600人分の検査を受け付けています。

利用者「(人に)会わないといけないことがあるじゃないですか。どうしても検査して皆に広めないように(したい)」

県新型コロナ対策担当 岡田祥子さん「年末以降感染が非常に急速に拡大している。会食などをして不安に感じる人は積極的に受けてもらいたい」

県は尾道市役所にも7日からPCRセンターを開設し、積極的な検査を呼び掛けています。

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