韓国紙「中国人は韓国を《犬》と呼び、韓国人は中国人を《下層民族》と嘲笑」「若い世代で嫌悪高く、未来のリスクに」

韓国と中国の青年層が互いに悪感情を抱いていることについて韓国紙が警鐘を鳴らしている。

参考記事:韓国紙「中国の韓国への態度は属国に対するよう」「傍若無人の中国に文政権は抗議一つできず」

朝鮮日報は8日、『「アメリカの犬」「中共極嫌」… 溝が深まった韓中青年』というタイトル記事を掲載した。

同紙は中国の人気SNSアカウントサイトに掲載された韓国関連の記事やコメントについて紹介した。例えば「米国政府の要求に応じて(韓国企業である)サムスン電子とSKハイニックスが米国に半導体サプライチェーン関連情報を提供すると、同サイトでは「(米国の)犬の役割をしてきた結果」「サムスンは《三喪》」「米国に服従するしかない」などと揶揄する記事が掲載された。

また、同サイトでは韓国を「犬」に例えるコメントが多いとし、韓国政府が北京オリンピックに政府代表団派遣の可否を決めかねているとの記事についたコメントの中で最も多くのいいねを受けたのが「犬(韓国)が主人(アメリカ)の言葉を聞きたくないが、主人はもっと怖い」だったという。また 「彼ら(韓国)は犬になるのが好き」というコメントもあったと朝鮮日報は伝えている。

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同紙は「韓国では正反対の状況が起きている」とし「YouTubeなどのソーシャルメディアでは《中国衝撃映像》というタイトルで、中国の衛生状態や中国人の行動を嘲笑する映像が数万~数百万の再生回数を記録している」と指摘。続けて「韓国人が中国に行けば驚愕すること」「中国観光客の歴代級迷惑事件」などのタイトルの映像もあるとし、韓国のネットユーザーらが悪口とともに「中国極嫌」「中共は永遠に下層民族」などのコメントをつける場合も多いと伝えた。

その上で「韓国と中国のMZ世代(満20~39歳)と10代の間で相手国に対する嫌悪感情がますます大きくなっている」とし、「専門家らは、地理的に隣接しており、多くの分野で密接に交流する両国の若い世代がお互いを嫌悪する状況が続くと、両国の未来に大きなリスクになる可能性があると懸念している」と報じた。

朝鮮日報はこのような現象の理由については「複合的である」としつつ、「韓国の青年たちは民主主義体制を、習近平政権下の中国青年たちは権威主義的体制を擁護しており、お互いに異質的に感じられるだろう」とのイ・ドンユル同徳女子大学教授のコメントを伝えている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「これは全て中国夢をみる文在寅のせいだ」

「中国相手で戦うのは不利だ…中国を捨て日本や米国と友好関係を発展させていかないと…」

「これは世界的な趨勢だ…どこに中国を好く国がある?」

「反日は止めよう。真の敵は中国と北だ」

「我々は米国と親しくしているが、一度も自信を《犬》と思ったことがない。せいぜい《兄さん》や《おじさん》ぐらいの感覚だ。しかし中国や日本はなぜ簡単に《犬》という言葉を使いたがるのか不思議だ。米国を占領軍、侵略者と捉えるのが彼らの本音なのだろう。韓国は米国と血盟を結んだ関係というのを誤解しているようだ」

「我々が親中をしても意味がない。彼らは我々を敵としてかみていない」

「中国の犬よりは米国の犬の方が良いだろう…」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

参考記事:韓国ラーメン企業連合が中国の「パクリ」生産社を提訴 「恥を知らない」「我々も日本製品をコピーしてた」ネット民

参考記事:韓国学会報告「韓国若者は日本の《進んだ市民意識》に好感」「反中感情は《教養のなさ》が主要因に」

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