小曽根真の新作より「オール・ザ・シングス・ユー・アー」先行配信

(c)Kazuyoshi Shimomura (AGENCE HIRATA)

ジャズ・ピアニストとしての第一線での活動のかたわら、国内外の主要クラシック・オーケストラとの共演を積極的に展開している小曽根真。

2021年の大晦日にはドイツ・ハンブルクにて、アラン・ギルバート指揮のNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団との共演で「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏し大喝采を浴びた。

昨年3月、還暦を記念して2枚組ソロ・ピアノ・アルバム『OZONE 60』を発表。ジャズとクラシックの両分野で活躍する小曽根の魅力を余すところなく伝える内容が高い評価を得た。そして、『OZONE 60』の特別編となる新作『OZONE 60 -STANDARDS-』が1月19日(水)にリリースとなるが、「スマイル」に続き、アルバム収録曲の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」が先行配信された。

ジャズ・スタンダードの名曲としてこれまでに数多くのミュージシャンにカヴァーされてきた「オール・ザ・シングス・ユー・アー」だが、小曽根真がまだ小学生だった頃、ピアニスト/オルガン奏者の父・小曽根実がよく弾いていたのを聴いて覚えたという思い出深いナンバー。今回はその父の施したワルツ・テンポのアレンジをそのまま採用して演奏している。

アルバムには他に、ジャズ・スタンダードに加えて、カーペンターズのヴァージョンが有名なヘンリー・マンシーニの「サムタイムズ」、バート・バカラックの「アルフィー」など、時代を越えて愛され続ける名曲を収録しているが、小曽根真曰く「ほとんど中学生までに出会った大切な曲」とのことで、音楽家としてのルーツを集めた楽曲集と言える。

尚、小曽根真はアルバム発売後の2月から、昨年から展開している60TH BIRTHDAY SOLO「OZONE 60 CLASSIC x JAZZ」と題する全国ツアーを再開。2月14日(月)の東京文化会館 小ホールをはじめ11公演を開催する。

【リリース情報】

小曽根 真『OZONE 60 -STANDARDS-』
1月19日(水)発売
SHM-CD:UCCJ-2202 \3,300(税込)
視聴・購入などはこちら→MakotoOzone.lnk.to/OZONE60_STANDARDSPR

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