とちぎ冬季国体の開催 開幕4日前の20日に最終判断へ

栃木県庁

 福田富一(ふくだとみかず)知事は12日の臨時記者会見で、24日に日光市で開幕予定の「いちご一会とちぎ国体」冬季大会の開催について、各都道府県の選手団が栃木県入りする前の20日に、大会主催者の日本スポーツ協会などと協議し、開催するかどうかを判断すると述べた。

 県によると、大会には44都道府県が選手団を派遣する。12日現在、新型コロナウイルスの感染拡大による辞退はないが、今後全体の4分の1となる11以上の都道府県が辞退した場合、開催基準要項に基づき大会の中止を検討する必要があるという。

 県は12日、各都道府県のスポーツ協会を対象とした説明会をオンラインで開き、選手団や競技役員ら関係者の事前のPCR検査や体調管理などの徹底を周知した。福田知事は「全参加者には体調管理に注意してもらいたい」と求めた。

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