15日から大学共通テスト 離島の高校生が佐世保入り 

本番を前に佐世保市に入った生徒=佐世保港

 大学入学共通テストが15日から始まるのを前に、離島の長崎県立宇久高(佐世保市宇久町)と県立北松西高(北松小値賀町)の3年生計7人が12日、会場がある佐世保市に入った。
 県内では2009年から五島市や対馬市など3市1町に試験会場を設置。島内に会場がない両校は例年、事前に移動して県立大佐世保校で受験している。両校の生徒は13日に市内に入る予定だったが荒天を考慮して1日前倒しした。
 生徒らは午前10時過ぎにフェリーで佐世保港に到着。参考書などが入ったキャリーバッグを手に宿泊先に向かった。
 北松西高の﨑元愛琴(まこと)さん(18)は「地域の人や友達にも応援してもらった。これまでやってきたことをしっかり出せるように頑張りたい」と話し、宇久高の永松悠理(ゆうり)さん(18)は「緊張しているけれど、ギリギリまで頭に詰め込んで臨みたい」と意気込んだ。
 県内では長崎大(長崎市)など9会場で試験を実施。志願者数は5132人(前年比183人減)。


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