【14日】長崎県内コロナ感染 最多163人 長崎、諫早 児童施設でクラスター

左から14日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(13日午後7時現在)

 長崎県などは14日、県内9市6町で計163人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。1日当たりの人数は前日公表の160人を上回り、過去最多を更新。長崎市の児童福祉施設と諫早市の保育園で、新たにクラスター(感染者集団)が発生した。
 長崎市の43人中6人は民間児童福祉施設の関連。陽性者はスタッフと児童の計7人となり、市がクラスター認定した。13日から休業している。市立学校でも関係者2人が感染し、14日を臨時休校とした。県警によると、大浦署の40代男性と本部の50代男性の警察官2人が陽性となった。
 諫早市の民間保育園は複数のクラスで計11人(職員1人、園児10人)の陽性が確認され、クラスターとなった。14日から休園している。13日にクラスター認定した市内の保育園とは別の施設。
 佐世保市の48人のうち、20~30代の医療従事者計3人を含む計33人は感染経路が分かっていない。市保健福祉部の50代女性職員は陽性者の濃厚接触者として検査し、感染が判明。12日午後以降は出勤しておらず、庁舎を13日に消毒した。市環境部所管のさせぼエコプラザ(同市戸尾町)でも女性職員が感染し、臨時休館している。
 14日は、関係者の感染に伴い雲仙市立学校1校が臨時休校、島原市立学校は一部が学年閉鎖となった。陸上自衛隊大村駐屯地に勤務する大村市の20代男性も陽性と判明した。


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