16日(日)は日本海側で雨や雪 18日(火)以降冬型続き大雪のおそれ 太平洋側も寒さ続く

 あす16日(日)は、太平洋側では引き続き各地で晴れるが、日本海側では雨や雪が降りそうだ。
 18日(火)以降は再び冬型の気圧配置が強まり、上空には寒気が居座る見込み。
 日本海側では大雪となるおそれがあり、晴れの続く太平洋側でも冷たい北風が吹いて寒さが続きそうだ。

16日(日)は日本海側で再び雨や雪 太平洋側は晴れて空気乾燥

 あす16日(日)は低気圧が発達しながら日本海を進み、低気圧からのびる前線が日本付近を通過する予想だ。日本海側では、西日本で午前を中心に、東・北日本では昼頃から再び雨や雪の降る所がある見込み。上空の寒気が弱いため、海沿いの平地では雪ではなく雨が降る所も多くなりそうだ。局地的には雷を伴って降り方が強まり、次第に風も強まって荒れた天気となるおそれがある。

 積雪地域では路面の状況が悪くなる可能性があるため、歩行時の転倒などに気をつけたい。
 また、内陸部や山沿いでは雪が降り、降り方が強まるおそれもあるため注意が必要。
 一方、太平洋側では、東・西日本を中心に晴れる所が多くなりそうだ。特に、関東甲信では空気の乾燥が続き、湿度が30%台まで下がる所が多い見込み。引き続き、火の取り扱いや喉・肌の乾燥に注意が必要だ。

16日(日)朝は路面凍結 日中は雪崩や落雪等に注意

 16日(日)朝の最低気温は北日本や北陸でけさより5℃前後低くなるが、そのほかの各地ではけさとあまり変わらない見込み。北・東日本は広く氷点下の冷え込みとなる予想で、路面凍結に注意が必要だ。
 最高気温は東・西日本中心に前日よりやや高く、西日本では15℃近くまで上がる所もある予想だ。
 朝と日中の気温差が大きくなるため、特に受験生は脱ぎ着で調節しやすい服装が安心。

 また、積雪の多い地域では雪解けが進む可能性がある。これまでの大雪の影響で、15日(土)午後4時現在、積雪の深さが平年の2倍を超えている所も多くなっている。雪崩や屋根からの落雪のほか、除雪作業中の事故などには十分注意が必要だ。

来週は冬型続く 日本海側中心に再び大雪のおそれも

 17日(月)は北日本付近を低気圧が通過し、18日(火)は再び冬型の気圧配置が強まる見込み。その後21日(金)頃にかけて冬型の気圧配置が続き、上空に強い寒気が居座りそうだ。
 特に、18日(火)頃は北陸を中心に大雪のおそれがあり、その後20日(木)頃にかけて日本海側では降雪量が多くなるおそれもある。今後の最新の情報に注意が必要だ。
 また、太平洋側では晴れる日が多いが、18日(火)以降は北寄りの風が冷たくこの時期らしい寒さが続く見込み。

(気象予報士・宮崎由衣子)

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