阪神大震災から27年 救援活動パネルで振り返る 長崎原爆病院・赤十字ギャラリー

阪神大震災での救援活動を振り返るパネル写真展=長崎市、赤十字ギャラリー

 1995年1月17日に発生した阪神大震災の直後、日本赤十字社が現地で救援した活動を振り返るパネル展が、長崎市茂里町の長崎原爆病院に併設する赤十字ギャラリーで開かれている。21日まで。
 同社県支部は当時、医師や看護師でつくる救護班を現地へ派遣。3班延べ24人が医療活動のほか、ボランティアとともに物資の配布や炊き出しなどに当たった。会場には、街頭や避難所で奮闘する関係者のパネル写真30点を展示している。
 17日には本来なら赤十字奉仕団を対象にした炊き出し演習や防災セミナーも県支部で実施する予定だったが、コロナ禍のため直前で中止。同支部の濱﨑公成さん(46)は「当時の写真だけでも見てもらい、あらためて防災意識を高めるきっかけにしてほしい」と話している。


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