新聞エコバッグ役立てて 綾中生 直売所に500枚贈る

授業の一環で製作した新聞エコバッグを綾手づくりほんものセンターに寄贈した綾中の生徒ら

 綾町の綾中(藤本敦校長、196人)の1年生71人が新聞紙製のエコバッグ約500枚を製作し、同町の直売所「綾手づくりほんものセンター」(小笠原寿治店長)に寄贈した。来月から始まる「綾雛(ひな)山まつり」に合わせ、買い物客に配布される予定。
 エコバッグは同校が取り組む持続可能な開発目標(SDGs)に関する学習の一環で、昨年5、12月に製作。新聞紙を折ってのり付けするなどし、取っ手付きの小袋と、容量の大きい袋型の2種類を作った。
 生徒の代表2人が13日、同センターを訪問し、「ビニール袋の削減のため使ってほしい。持続可能な社会にも貢献できると思う」とあいさつ。エコバッグに加え、製作過程などを紹介するパネルを小笠原店長に手渡した。
 前田千晴さん(13)は「地球温暖化などSDGsの活動は今、一番大事な時期だと思っている。強度は弱いと思うが、持続可能な社会を実現するためにもエコバッグを活用してほしい」と話していた。

© 株式会社宮崎日日新聞社