山際担当相「経済は止めない」 コロナ対策との両立を明言 「まん延防止」神奈川など13都県追加

山際大志郎経済再生担当相(資料写真)

 新型コロナウイルス感染症対策を担う山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)は19日の衆参両院の議院運営委員会で、神奈川など13都県へのまん延防止等重点措置の追加適用の政府方針を報告した。新変異株「オミクロン株」との闘いを巡り「経済は止めない」と対策との両立を明言した。

 「コロナとの2年間で闘い方は分かってきている。必ず普通の生活を取り戻していきたい」。衆院では日本維新の会の遠藤敬氏から「街中では『もう疲れた』との声を聞く。いつになればマスクなしの生活が復活するのか」との問いに、「時期明言は難しい」としながらも胸中を吐露した。

 公明党の濱地雅一氏の「濃厚接触者の待機期間を14日から10日、エッセンシャルワーカーについては6日程度と短縮したとはいえ、社会活動停滞の懸念は拭えない」との指摘には、「エッセンシャルワーカーの範囲を自治体判断で柔軟に広げてもらう仕組みがある」と説明した。

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