長崎県内409人コロナ感染 県施設 時短・休館も

 長崎県などは19日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに409人確認されたと発表した。前日の290人を上回り、2日続けて最多を更新。政府の「まん延防止等重点措置」が21日から24日間適用されるのを受け、中村法道知事は19日、長崎、佐世保両市を措置区域に指定した。両市の県有施設の開館時間短縮や休館など感染拡大防止策も追加発表した。
 このほか同期間の対策として、両市と西彼長与、北松佐々両町の県立高校(宇久高除く)で準備が整い次第、分散登校や時差登校を開始。部活動は県内全域を対象に、自校だけで平日2時間程度に制限し、他校との交流を禁止する(全国大会などへの参加除く)。
 重点措置の本県適用は昨年夏の第5波以来2回目。両市では不要不急の外出自粛や飲食店の営業時間短縮などを要請する。中村知事は臨時会見で「大変深刻な感染状況にあるが、万全の対策を講じる中で県民の協力をいただき、感染拡大防止に努めたい」と述べた。


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